離婚にあたって弁護士に依頼しようと考えたとき、知り合いの弁護士がいなくて一から弁護士を探す方は多いです。
そこで私が、弁護士を選ぶときに大事にして欲しいと思う基準があります。
それは、『相性』。 『フィーリング』とも言うでしょうか。
相性ですので、実際に会ってみないとわかりません。逆に言えば、会えばわかります。(もしかすると聴覚が鋭い方は電話で話しただけでピンとくるかもしれません)
一度も会わずに、話しもせずにその弁護士に依頼するという方は滅多にいないとは思いますが、これが例えば、友だちや知り合い・親戚に紹介されたとか、前に他の事件で関わったとか、会社の顧問弁護士だとかということになると、話しをする前から、この弁護士にお願いしよう!と決めているケースを目にします。
たまたまその弁護士と相性が良ければOKですが、そうでないときは残念ですよね。その後ずっと一緒に戦っていくわけですから。
ですので、誰かの紹介等で弁護士と会うときは、まず会って話しをしてみて、良かったら契約しようという気持ちで臨む。話してみたけど何となく違和感を感じる…と思ったときは、契約は保留するのが賢明です。『相性』は譲れないところです。
そこで、多少の時間とお金はかかりますが、最初から相談料を払うつもりで3つくらいの弁護士事務所に足を運んでみるのがおススメです。実際に3つくらい回って話をしてみれば、自分と合う弁護士に出会えると思います。五感をフル活動させて『相性』を確かめてくださいね。
合わない眼鏡をはめて車を運転したら事故を起こす確率が高くなります。同じように、合わない弁護士と一緒に離婚を進めていったら不満の残る離婚になる確率が高くなるかもしれません。ミスマッチが起こると自分も弁護士も実力が発揮できずにもったいないです。ぜひ、相性という基準を大事に弁護士選びを行ってください。