離婚後の子どもの養育を検討する法制審議会が、議論の「たたき台」を示しました。
そのたたき台の中で初めて、「父母双方の共同親権を可能とする」ことが示されたわけです。
皆さんご存じのとおり、今の民法では、離婚後は子どもの親権者として父母のどちらかが親権者になるかを定めなければなりません。いわゆる単独親権です。
これが父母の両方が子どもの養育に関われる「共同親権」になれば、子どもの進学や病気の長期的な治療のような重要事項は、父母の合意で決めることになります。離婚後の父母が、話し合いができるorできないというところが、一番のポイントでしょうね。
単独親権にも共同親権にも、それぞれメリット&デメリットがあります。
ただ、世の中が多様化している現在、共同親権についての議論も避けられないですよね。
議論がどのように進み、最終的にどうなるのか。今後も注目していきたいと思います。
コラム