卒婚という言葉を聞くようになって久しいですね。
先日知り合いから「卒婚したい!」という言葉を聞いたので、ちょっと考えてみました。
卒婚というのは、戸籍上は夫婦のまま。
けれど実態上は、夫や妻の役割にとらわれず、お互いの自由を認め合って暮らしていくこと。
となるでしょうか。
同居状態でも良いし、もちろん別居を選択しても良い。
同居したままの卒婚ですと、家庭内別居とどう違うの?ということが気になりますね。
家庭内別居は、夫婦関係が上手くいかなくてお互い出来るだけ接触を避けている状態の、家庭内で別居している状態。
嫌いな相手の存在を感じながらのストレスの多い毎日、このままいくと離婚も避けられないような、ネガティブなイメージです。
一方、同居したままの卒婚は、卒婚自体がお互いに相手を認めている前提がありますから、顔を合わせれば言葉も交わすでしょうし、相手のことを気にせず自分が楽しい毎日を送れているような、ポジティブなイメージです。
また、仕事や趣味や親の介護等で、相手に心配をかけずに、より自由な毎日を送りたいとなれば、別居の卒婚もあるのでしょう。
自由度にしても、緩い卒婚、完全な卒婚、それこそ夫婦によって十人十色だと思います。
卒婚に必要なものは?と考えてみれば、
・相手を尊重する人間性
・相手と築いた絆
・精神的自立性
・経済力
・家族の同意
などなど。
やはり絆は必要でしょうから、そこそこの年月を共に過ごしてきた年齢のご夫婦になるでしょう。
お互いに元気な間は、卒婚がベストなご夫婦もいるでしょう。
問題は、どちらかが病気になったり介護が必要になったりしたときでしょうか。
それか、どちらかに結婚したい人ができたとき。
卒婚開始時に、将来起こりうる問題をクリアできれば、卒婚も良いかもしれませんね。
あなたは卒婚したいですか?